【決定版】絶対に覚えておくべきエクセルショートカット
コンサルタントという仕事をしていると、定量的なデータを分析したり、財務モデルを作成したり、なにかとエクセルを使います。
また、前職では管理部門にいたので様々なデータをDBから引っ張り出してきてエクセル(もしくはアクセス)に落としてゴリゴリ分析したりしていました。
さらに、プライベートではGoogle Formsと組み合わせなじら家計をエクセルで管理しています。
まぁ要するになんだかんだエクセルが好きなんですよね。
十分にご認識されている通り、エクセルは悪魔でもツールにすぎません。
エクセル使って作成されたアウトプットに意味がある、もしくはそのアウトプットによって誰かを動かして初めて意味がある訳ですので、当然ながらエクセル作業自体は付加価値を産み出さない時間、ですから短い時間で完了できるのが理想。
そのために効果的な手段の一つがショートカットを駆使すること。
(他にも、フォーマット化しておくとか、パターン化してナレッジ蓄積しておくとか、いろいろ効率化を図る手段はありますが、今回はショートカットに焦点を絞ります)
ということで、私が本当に普段使っているショートカットを紹介したいと思います!
(覚えている範囲で書いているので、ヌケモレを発見したら随時アップデートしていきます)
エクセルを仕事でよく触っているけど効率化したい、、、エクセルに慣れてきたけど知らない便利な使い方あるかも、、、などと思っている人のお役に立てれば幸いです。
※厳密にいうと、エクセルには「クイックアクセスツールバー」という「alt + 数字」に任意の動作を割り振ることができる機能がありこれもショートカットの一種かと思いますが、オススメの組み合わせは最後に紹介します。
1. 「Ctrl + 」系
- Crtl + C : コピー
- Crtl + V : ペースト
- Crtl + Z : 直前の動作の取り消し
- Crtl + D : 上のセルをコピー
- Ctrl + R : 左のセルをコピー
- Crtl + Y : 直前の動作を繰り返す
- Ctrl + A : 全選択
- Crtl + S : 上書き保存する
- Crtl + P : 印刷する
- Ctrl + B : 文字を太字にする
- Ctrl + U : 文字に下線を引く
- Ctrl + I : 文字をイタリックにする
- Ctrl + F : 検索する
- Ctrl + ↑ : 選択しているセルから連続して入力されているセルの上端までジャンプ
- Ctrl + → : 上記の右バージョン
- Ctrl + ↓ : 上記の下バージョン
- Ctrl + ← : 上記の左バージョン
- Ctrl + Home : 表示しているシートの一番左上にジャンプ
(ウィンドウ枠を固定している場合は、固定している範囲のうち一番左上) - Ctrl + End : セルに入力がある範囲のうち、一番右下にジャンプ
- Ctrl + PgUp : 左隣のシートへ移動
- Ctrl + PgDn : 上記の右隣バージョン
- Ctrl + 1 : セルの書式設定
2. 「Alt 」系
そういえばAlt系ですが、Altを押すとリボンにその次が表示されるので無理やり覚えようとしなくても大丈夫かと思います。
気がついた頃には覚えていて、毎回リボンを見るようなことはなくなると思います。
- Alt D F F : (選択したセルにおいて)フィルターを付ける
- Alt D F S : フィルターを解く
- Alt D G G : グループ化する
- Alt D BからのR : グループ化解除
- Alt D P F : ピボットテーブルを作成する
- Alt P S P: ページ設定
- Alt W VG : 目盛線を消す
- Alt H B N : 囲い線等を消す
- Alt H B S : セルに囲い線をつける
- Alt H B T : セルに囲い線をつける(太め)
- Alt H B B : セルに二重下線つける
- Alt H O W : セルの幅を変える
- Alt H O I : セルの幅を自動調整
- Alt H O H : セルの高さを変える
- Alt H O A : セルの高さを自動調整
- Alt H H : セルの色を変える
- Alt H H N : セルの色を無色にする
- Alt H F1 : 文字の色を変える
- Alt H R : セルに入力されたデータを右寄せ
- Alt H W : セルに入力した文字の折り返し表示
- Alt H O R : シートの名称を変更する
- Alt ↓ : (フィルターかけているときに)絞り込む条件を表示
※チェックを外す/つけるは、Ctrl + Space - Alt E M : シートの移動またはコピー
ちなみに、Alt H Mとかでセル結合ができるはずですが(もはやショートカットうろ覚え)、セル結合は極力しないようにしています。
もし、横に複数にまたがるセルにタイトル等を入れたい場合には、セル結合せずに「セルの書式設定」から「配置」を選択、「文字の配置」のうち「横位置」を「選択範囲で中央」を使っています。セル結合をしてしまうと、ショートカットを使って行なり列なりをガバっと選択しようとすると、意図している以上の範囲を選択してしまうので、作業しているときにちょっとイラッときます(笑)。
上記をショートカットを駆使してやろうとすると、
Ctrl +1 → Crtl + PgDn → Tab → 「↓」を何回か押す、という流れになりますね。
最後の「↓」はなんとかならないものかと思いますけど、たぶんならないっぽい。
3. その他
- F12 : 名前をつけて保存
- Shift + F11 : 新しいシートを作成
- Shift + Space : 列全体を選択
- Ctrl + Space : 行全体を選択
- Shift + F10 : 右クリック同等
- Shift + F10 I : 挿入
- Shift + F10 D : 削除
- Shift + F10 H : 非表示
- Shift + F2 : コメント挿入
(コメントを削除する場合にはAlt R D)
また、言葉で説明するのが少し難しいですが、隣り合った複数のセルに数式をコピーしたい時、例えば…
という感じにザザっとコピーできます。これは結構便利ですね。
4. (番外編)クイックアクセスツールバー
エクセルをかなりマスターされている方ならば、前ページの一覧を見ると「あれ、抜けているものがあるぞ・・・」と思われるかもしれません。
例えば、Alt E S (形式を選択して貼り付け)があるかと思います。
私個人としてはこのショートカットは使用していません。
なぜかというと、通常の貼り付け以外でペーストを使用するのは、私の場合は、ほとんど値貼り付け。そのため、わざわざAlt + E S からのAlt Vではちょっと手間だなぁと思ってしまい、クイックアクセスツールバーに設定しております。
※ちなみに、クイックアクセスツールバーについての公式サポートページによる説明はこちら
クイック アクセス ツールバーをカスタマイズする - Office サポート
ということで、私が設定しているクイックアクセスツールバーをご紹介したいと思います。
- 値貼り付け・・・いちいち形式を選択して貼り付けから選択するの、面倒だもの
- 数式の貼付け・・・これも同じく。ただ、使用頻度はあまり高くない
- フォントの色・・・Alt + H H からもいけるけど、使用頻度が高いためこっちに設定
- ウィンドウ枠の固定・・・これは必須。たぶん一日に50回くらい使ってる
- シートの保護・・・これはあまり使用頻度高くないかも
- 読み取り専用の設定/解除・・・これはマスト。クライアントなどからもらったエクセルファイルを見たいんだけど、中身を変えてしまうミスを防ぐために必要。
管理部の方、新卒の方が過去ファイルみていたら、まずこれを指導した方がいいかもしれません - 可視セルの選択・・・そもそも何これ状態かもしれません。
フィルターで任意の条件に当てはまるものを表示しているときに、コピーしたいケースってありますよね。その時に、当てはまるものだけを選択することを「可視セルの選択」というらしいです。逆にこれをしないと、当てはまらないものもコピーしてしまう現象が発生します。ただ、PCが新しくなったらこれ無くても全く問題なくなったのでエクセルのバージョンの問題かもしれません
以上となります。
ショートカットについては、いろんな情報が溢れかえっていますが「あ、これ知らなかった!」っていうものがあったらならば、よかったです。
そんじゃーね?
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